福山雅治 初めて親子愛歌う!TBSドラマに書き下ろし

[ 2012年12月14日 06:00 ]

TBS日曜劇場「とんび」の主題歌「誕生日には真白な百合を」を歌う福山雅治

 福山雅治(43)が来年1月スタートのTBS日曜劇場「とんび」(日曜後9・00)に主題歌を書き下ろした。バラード曲「誕生日には真白な百合を」で、初めて親子愛をテーマに歌う。22年の音楽人生で初めて両親を思い浮かべて作詞した。

 ♪年に一度の誕生日だから 照れずに言うよ 「産んでくれて、ありがとう」--。親へ感謝の気持ちを伝える。福山は20代後半から、毎年の自分の誕生日(2月6日)に、長崎に住む母親へ花束を贈っている。添えたメッセージカードに書いているのが、「産んでくれて、ありがとう」の言葉。

 「とんび」は、まっすぐで熱い性格のトラック運転手・市川安男(内野聖陽)が、不慮の事故で妻を失いながら、一人息子の旭(佐藤健)を男手ひとつで懸命に育て上げる物語。重松清氏の新聞小説が原作。TBSから「田舎に帰りたくなる歌を作ってほしい」と主題歌のオファーを受けた福山はテーマを「家族」にした。

 「父や母、兄貴のことなんて書いたことがない」と、約3カ月は詞が思い浮かばなかった。ヒントをくれたのはマルチタレントのリリー・フランキー(49)。福山が自分の誕生日に母親へ花を贈っている話を題材に、リリーが曲を作ったという。これを聞き、「自分の行動を歌にしよう」と決めた。

 17歳で父親を亡くしている。「折に触れて、父ちゃんが生きてたらどう思うのかな、と考える」と話しており、そんな思いも込めたようだ。

 「とんび」については脚本を読んで涙があふれたと明かす。自身が出演したフジテレビドラマ「ひとつ屋根の下」シリーズ(93、97年)以来、大泣きしたといい、同作の主題歌でヒットした「(チューリップの)“サボテンの花”に次ぐ名曲になれば」と話している。

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