鉄拳 再ブレークも生活苦?パラパラ漫画家に本格転身も

[ 2012年12月12日 19:31 ]

パラパラ漫画「振り子」サイン会で、ノリノリで著書をPRする鉄拳

 お笑い芸人の鉄拳(40)が制作した話題のパラパラ漫画「振り子」が小学館から書籍化され、12日、都内の書店で発売記念サイン会が開かれた。

 「振り子」は、ある夫婦の出会いから晩年までを描いた4分30秒のパラパラ漫画。テレビ番組の企画として、鉄拳が1枚1枚、手書きで2カ月を費やして制作した。

 漫画家を目指したこともあるという温かみのある絵のタッチと巧みなストーリー展開が「泣ける」と評判を呼び、動画投稿サイト「YouTube」の再生回数は300万回を超す。BGMに使われていた英のロックバンド「MUSE」も公式ミュージックビデオに採用し、世界的にも話題となった。

 “再ブレーク”を果たした鉄拳だが、「妻にはあまり仕事を引き受けるなと言われています」。現在、仕事のほとんどがパラパラ漫画のため、自宅にこもり作業の日々という。一本仕上げるのに1週間近くかかるため、「体に悪い。ニキビができた」と苦笑い。それでも、「パラパラ漫画を極めたい」と芸人からの方向転換も考えているようで、「今のところは笑いの仕事はない。締め切りが多いのでやらない」と断言した。

 収入面はまだ厳しく、「(所属事務所の)吉本がどれくらいのパーセンテージを取るのか。覚悟している」と話し、本の印税収入による一獲千金を狙った。

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