LUNA SEA13年ぶりアルバム 古巣復帰で本格活動

[ 2012年10月9日 06:00 ]

13年ぶりにオリジナルアルバムを発売する「LUNA SEA」。5人そろって写真撮影に臨んだ

 2010年に再結成したロックバンド「LUNA SEA」が13年ぶりのオリジナルアルバムを来年発売する。デビューから00年まで所属していたレコード会社に移籍。11月からはライブツアー、12月に先行シングルを発売するなど、古巣に戻って活動を本格化させる。

 今月3日には都内のスタジオで集合写真を撮影。談笑していたメンバー5人は、カメラマンの合図とともに一変し、攻撃的な表情をみせた。

 古巣のユニバーサルミュージックへ12年ぶりに復帰。92年に前身の「MCAビクター」からメジャーデビューしてから、「終幕」と表現した00年の解散までヒット曲を連発、ロック史に数々の記録をうち立てた。それだけにSUGIZO(43)も「やっと落ち着いたね」。

 10年の再結成後、ソロ活動の傍ら、ライブを中心に活動してきたが、移籍を機にオリジナルアルバムの制作を決めた。5人全員が曲を持ち込み、9月末からレコーディング。発売時期は現時点で未定だが、11月から来年2月頃まで国内外でライブを予定しているため、夏以降の見通し。海外にもファンは多く、アジアや欧米で強い販売網を持つユニバーサルのネットワークを生かして63カ国で配信予定。

 アルバム発売に先駆け12月には両A面シングルを発売。制作過程の曲を聴いたレコード会社担当者は「これぞLUNA SEAという、疾走感とスリリングさを併せ持つ曲」と説明。代表曲「ROSIER」(94年)、「STORM」(98年)のような、王道サウンドになりそうだ。

 ≪来年1月には武道館6日間≫11月16日から5都市のライブハウスをめぐる「Zepp」ツアー。12月23日に大阪城ホール公演、同24日には仙台市で復興支援公演。来年1月には日本武道館で6日間公演を予定。

 ▽LUNA SEA RYUICHI、SUGIZO、INORAN、J、真矢の5人組。当初バンド名は「LUNACY」だった。メジャーデビュー後は「ROSIER」「TRUE BLUE」などヒットを連発し、ビジュアル系ブームをけん引。96年12月24日に真冬の横浜スタジアム公演、99年には東京・有明で10万人を動員する野外ライブを開催。00年11月に公演先の香港で「終幕」を宣言し、同年12月に解散。07年12月24日に一夜限りの復活公演を東京ドームで行い、3年後の10年8月に香港で活動再開を発表した。

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2012年10月9日のニュース