高齢者の消費トラブル防げ!松平健が“未然奉行”に

[ 2012年10月2日 06:00 ]

未然奉行に任命され、ボードを手にキャンペーンをPRする松平健

 俳優の松平健(58)が1日、東京・巣鴨で行われた「“高齢者の消費者トラブル”未然防止啓発キャンペーン」PRイベントに参加した。

 消費者庁、警察庁、金融庁が連携して、近年増加する高齢者を中心とした消費者トラブルの未然防止啓発と、相談窓口の周知を目的としたキャンペーン。松平は“未然奉行”に扮し「おばあちゃんの原宿」巣鴨で、悪質商法への注意喚起を呼び掛けた。

 「暴れん坊将軍」など時代劇での活躍がメーンの松平だけに、町奉行の火事装束がバッチリ。阿南久消費者庁長官(62)から“未然奉行”任命状を受け取ると「承知つかまつった。高齢者を悪徳商法から守るために、これより出立いたします」と口上を述べた後、“未然奉行”らしく「起きた火事の火を消すのも大事だが、火事が起きないように未然に防ぐことも大事。もし起きたら早めに対処を」と訴えた。さらに巣鴨を訪れた高齢者たちに“未然奉行”の名刺を配り、PRに努めた。

 全国の消費生活センターなどに寄せられた財産分野の相談数は減少傾向にある。ただし高齢者の相談件数は逆に増加している。特に「金融・保険サービス」の増加が顕著で、「ファンド型投資商品」「公社債」など手の込んだ“もうけ話”に関する相談が多くなっている。

 松平は「高齢者を狙って詐欺を働くことが許せない。これまで苦労して働いて蓄えた老後の資金を狙うなんて。少しでもおかしいと思ったら、1人で悩まず連絡してください」と、消費者ホットライン=(電)0570(064)370=などへの相談を呼び掛けていた。

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2012年10月2日のニュース