「女子カメラ」で実感 光宗薫「演技で伝える方がかっこいい」

[ 2012年9月4日 09:25 ]

主演映画が完成、撮影を笑顔で振り返る光宗薫

AKB48光宗薫 映画「女子カメラ」主演

 「女子カメラ」で本格的な演技を体験した。「演技は、思っていたものと違いますね」違いを実感したのは、せりふに関してだった。

 「演技する時、最初は“せりふを覚えるのは大変だろうな”としか思っていませんでした。だから、ほかの女優さんたちの演技を見ても“この人はたくさんせりふを覚えているなあ”くらいの印象しかなかったんです。でも、実際にこの映画やドラマをやって、自分が演技している映像を見て、せりふ以外に、動きや表情、間で伝わる部分が物凄く大きいと気づいたんです」

 気づいてから、さらに演技に興味を持つようになった。

 「この映画の現場はめちゃくちゃアドリブが多かったんですよ。女の子同士が雑談している場面で(共演者の)熊谷弥香さんがリードする形で進んでいくんですけど、アドリブで話す中でお互いの関係性が映像に表れてくるんです。“女優はせりふをしゃべる仕事”だと思ってたんですけど、自分の言葉を出してもいいんだと思いました。その難しさと面白さが分かりました」

 そして、今ではすっかり女優の仕事にはまっている。

 「自分のことを発信できるから、こういうインタビューも大好きなんですけど…(笑い)。でも、私としては、言葉で発信するより、演技で伝える方がかっこいい気がするんです。女優は、役を演じているように見えて実はその人自身が伝わる仕事なので、これからも機会があればやらせていただきたいと思います。“私が悪役をやったらどうだろう!?”とか考えると面白いですね」

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2012年9月4日のニュース