三枝「懸命に頑張る」文枝初の高座は創作落語

[ 2012年7月5日 19:43 ]

 上方落語の大名跡「桂文枝」の六代目襲名を16日に控えた桂三枝(68)が5日、大阪市内での襲名披露パーティーに先だって記者会見し「三枝は文枝になって良かったな、とたくさんの人に言ってもらえるように一生懸命頑張ります」と決意表明した。

 三枝は襲名を発表した昨年7月からの約1年間、「これで良かったのか」と何度も思い悩んだと振り返ったが、4日に作家の藤本義一さんから「男は振り向くな すべては今」と書かれた色紙を贈られて「ふっきれた」と笑顔を見せた。

 文枝としての初高座は襲名披露公演初日の16日。注目の出し物は、妻の後押しもあり、最新作となる「228作目の創作落語」と明かした。三枝は「文枝はこういう形でやっていくんだと見せたい」と意欲を示した。

 パーティーは文楽「二人三番叟」でにぎやかに幕開け。赤い人力車に乗って登場した三枝は、約1200人の参加者から口々に祝福され、晴れやかな表情を見せた。

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2012年7月5日のニュース