姉に続いた!サイード横田絵玲奈がじゃんけん切符

[ 2012年7月5日 06:00 ]

優勝し笑顔のサイード横田絵玲奈

 通算29曲目のシングル(タイトル未定、12月リリース)歌唱メンバーを決めるAKB48「第3回じゃんけん大会」(9月18日、東京・日本武道館)のAKB48研究生予備戦が4日、東京・秋葉原の専用劇場で行われ、12期生のサイード横田絵玲奈(15)が本戦出場を勝ち取った。姉の仁奈(にな、18)が新体操団体のロンドン五輪代表に決まったばかり。表彰台の“センター”を目指す姉に続けとばかりに「目標は(選抜の)センターです!」と頂点を見据えた。

 21人の研究生から1人しか本戦出場枠が与えられない厳しい戦い。2回勝って迎えた決勝は、1期後輩13期生村山彩希(ゆいり、15)との対戦。姉と同じ長い腕からこん身のパーを繰り出し勝利をもぎとった。

 武道館行きが決まったことを確認すると、妖精のように軽やかに跳びはね、口元を押さえながら「21分の1ということでみんなの気持ちが懸かっている。選抜に入ったことがないので入りたい」とし「AKB48劇場→日本武道館」と書かれたボードを掲げて大喜び。昨年は予備戦1回戦で敗退して悔しい思いをしたこともあり終演後は「今でも信じられないけど、研究生みんなの分まで頑張ります」と早くも本番へ闘志を燃やした。

 注目度は急激に増している。ロンドン五輪まで1カ月を切った6月29日に姉の仁奈が日本代表に内定。「妹はAKB48研究生」などと報じられ、話題に上がった。代表決定後すぐに姉と会い、交流サイト「Google+」を通じて「オリンピック代表決定おめでとう。私の自慢の姉です」と笑顔のツーショット写真も掲載した。

 次はAKB48正規メンバーや各姉妹グループから予備戦を勝ち進んだ86人が参加する本戦で、16人の選抜メンバーを決める戦いが待っている。「目標は(選抜の)センターです」。その瞳は、姉と同じく“金メダル”を見据えていた。

 ◆サイード横田 絵玲奈(さいーど・よこた・えれな)、1997年(平9)4月15日生まれの15歳、東京都出身。父がパキスタン人、母が日本人というハーフ。11年5月に12期研究生として劇場デビュー。大きな瞳がチャームポイント。愛称は「えれちゃん」。血液型O。

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