あっちゃん　総選挙不出馬を表明「応援する側に」

写真集を手に笑顔の前田敦子

　ＡＫＢ４８からの卒業を発表した前田敦子（２０）が４日、「第４回選抜総選挙」（６月６日、日本武道館）への不出馬を表明した。

　インターネットに、この日配信した動画で「辞退させていただきます。ごめんなさい」と明かした。発表後、東京・福家書店新宿サブナード店で最新写真集「不器用」発売記念イベントを行い「応援する側に回りたいと思った」と爽やかな笑顔を浮かべた。

　前田はこの日午後３時に配信された７分１９秒の動画に、大きな決断と現在の素直な心境を詰め込んだ。「総選挙の方は辞退させていただきたいと思います。ごめんなさい」と目を真っ赤にしながら言葉を絞り出した。

　卒業を発表するまでには「今の私がＡＫＢじゃなかったら何が残るんだろうっていう不安はたくさんあった」と告白。それでも、東京ドーム公演が決まったことや日本レコード大賞受賞など結成当初から掲げた目標を達成できたことを挙げ「みんなで願ってきた夢がかなってきてるかな、と思ったところで次のステップに進みたい」と吐露した。

　発表後には写真集発売記念イベントを開催。総選挙への参加を辞退した理由について「応援する側に回りたいと思った。メンバーのそばにいたいので、会場には行きたい」とすがすがしい表情で語った。総合プロデューサーの秋元康氏（５５）にも伝え「どういう形にしろちゃんとサポートするし、みんなを応援する」と言われたという。イベントでは卒業を惜しむファン約２３００人と固い握手を交わした。