特命係長が転職!?高橋克典 ドラマ「刑事魂」で新境地

[ 2012年3月31日 10:18 ]

ドラマ「刑事魂」に出演の高橋克典太、小澤征悦

 特命係長が敏腕交渉人に転職!?俳優の高橋克典(47)が、31日午後9時からテレビ朝日系列で放送されるサスペンス特別企画ドラマ「刑事魂」に主演している。高橋とテレビ朝日といえば「特命係長・只野仁」で知られるが、今作では正義のために戦う交渉人をクールに熱演。今までは熱い男を演じることが多かった高橋が、新境地を切り開いている。

 高橋が演じるのは滋賀中央県警に勤務する三島勇造巡査部長。捜査1課特殊班のエースとして、人質事件等を解決してきた最強の交渉人だ。そこへ村井信樹新本部長(小澤征悦)が赴任。出世街道まっしぐらの村井は部下に裏金作りを強要。拒否した三島は警察学校へ異動させられる。数カ月後、管内で誘拐事件が発生。誘拐されたのは村井の娘だった。三島は急きょ現場復帰を命じられる。

 犯人は1億円の身代金を要求。しかし捜査の指揮を執る村井は、金の支払いはおろか交渉にも応じない方針を指示。「自分の娘を誘拐したことは警察への挑戦」ととらえ、娘の命よりも組織の名誉を優先したのだ。ここからが交渉人としての三島の真骨頂。まずは村井に「人質救出と被疑者逮捕を同時に行える可能性がある」と進言し、48時間の交渉時間を与えられる。だが捜査員は特殊班の5人のみ。同僚の酒井葉子(菊川怜)らとプロファイリングを行い、犯人は複数で警察事情に詳しい人物と特定する。

 三島は「事件解決には身代金が必要」と村井に組織の裏金を使うように迫る。断固拒否する村井の怒りを買った三島は徐々に組織の中で孤立していく。そんな三島が取った行動とは…。以降はまさにノンストップサスペンス。京都や琵琶湖ロケなど壮大なスケールの中、事件はスピーディーかつ予想外の方向へ進み、あたかも米ドラマ「24」のような展開を見せる。

 このドラマで新たな一面を披露した高橋は「今回の役は青白い炎のイメージで演じました。今作はロールプレーイング的な展開を味わってほしい」とPRした。

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2012年3月31日のニュース