猫ひろし　五輪へ覚悟の会見「世界一練習する」

　カンボジア国籍を取得して同国のロンドン五輪男子マラソン代表に決まったタレントの猫ひろし（本名滝崎邦明）（３４）が２６日、東京都内で記者会見を開き「世界一練習する覚悟がある」と決意を語った。

　グレーのスーツに赤いネクタイ姿の猫は「スポーツなのでこれ以上ないくらい追い込んで、一生懸命やりたい。自己ベストは絶対出します」と、緊張した様子で抱負を述べた。

　国籍を変えてまで五輪出場を決めたことについては「厳しい意見はあるが、自分で決めたことなので最後までやりたい。カンボジアに興味を持つ人が増えてくれれば」と理解を求めた。

　代表決定の連絡を受け「最初は信じられなかった」というが、支援のスタッフと大喜びしたという。カンボジア国内の新聞でも報じられた。

　猫は２０１０年１２月にカンボジアでのハーフマラソンで３位になったことが評価され、同国政府などから国籍を変更した上での五輪挑戦の打診を受けた。昨年１０月にはカンボジア国籍を取得。ことし２月の別府大分毎日マラソンでは、自己ベストとなる２時間３０分２６秒を記録した。