神木隆之介 クドカン“大家族ドラマ”で新境地

[ 2011年9月7日 07:55 ]

テレビ朝日の連続ドラマ「11人もいる!」の主役・神木隆之介と脚本家・宮藤官九郎

 俳優の神木隆之介(18)が、10月にスタートするテレビ朝日の連続ドラマ「11人もいる!」(金曜後11・15)で主役を務める。

 脚本家・宮藤官九郎(41)の“大家族”をテーマにした作品。6歳でドラマデビューし長いキャリアを誇る若き演技派・神木が、大家族の長男として苦悩する真田一男役を演じる。

 クドカンの愛称で呼ばれ数々のヒットドラマを生み出している人気脚本家・宮藤。そんなクドカンのドラマに出演する神木は「宮藤さんのユニークでシュールな世界が好きで、ドラマや舞台もよく見ていた。出演させていただけることになり、とても光栄に思っています」と話している。

 クドカンは優れたテレビドラマの脚本作家に与えられる「向田邦子賞」を、昨年「うぬぼれ刑事」で受賞した。そのクドカンが受賞後初の連ドラ作品の題材に選んだのはホームドラマ。仕事のないカメラマンの父・実(田辺誠一)、家庭的で貞淑な妻・恵(光浦靖子)、8人の個性豊かな子供たち、計10人の貧乏一家。そこに末っ子・才悟(加藤清史郎)だけに見える11人目が加わり、奇想天外な家族劇が繰り広げられる。

 宮藤は「大家族モノはバラエティー、ドラマに限らず大好きで、一度書いてみたいと思っていました。幽霊まで登場する“ウソ臭い”設定ではあるけれど、関係性や抱えている悩みはウソ臭くない。どんな人が見てもどこかで共感できるような、家族の本質をなるべくシンプルに、さりげなく描きたいと思っています」という。

 神木が演じるのは家族のために自分を犠牲にしてでも尽くすのが長男だと思い込み、家計のためにアルバイトを掛け持ちする高校生。「今までは弟役を演じさせていただくことが多かった。今回は頼れる兄貴であり、冷静な大人っぽさと高校生らしさが同居する一男を、身近に感じながら演じていきたいと思います」と意気込みを語っている。

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2011年9月7日のニュース