生前に詞…ひばりさん“新曲”26日初披露

[ 2011年6月21日 06:00 ]

美空ひばりさん二十三回忌法要の感想を語る加藤和也氏
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美空ひばりさん二十三回忌法要

 ひばりさんが日記に書き留めていた詞が歌になった。26日にNHKBSプレミアム「よみがえる美空ひばり」(後4・00)で初披露される「花ひばり」。船村氏が作曲し、題名も付け、自ら歌った。

 ♪花は美しく 散りゆくもの 人は儚(はかな)く 終わるもの――という切ない歌い出しが印象的。和也氏は「(本名の)加藤和枝という一人の女性のかよわい思いが出ている。この歌で母の新たな一面が広がったと思う」と話した。

 ≪母ならどうするか…和也氏、復興支援≫戦後復興の象徴だったひばりさんが東日本大震災の復興で再びその存在感を増していることに、和也氏は「母が生きていたらどうしたかを考えて行動していきたい」と説明。先月には名曲「みだれ髪」(87年)の舞台になった福島県いわき市を訪れており「苦しまれてる方たちの気持ちは計り知れない。できる限りの手伝いをしたいし、被災地域は広いのでまた訪れたい」と継続的な支援を約束した。

 ≪ひばり展も聖京≫東京・日本橋三越本店でこの日まで開催された美空ひばり展「夢」には大勢のファンが足を運んだ。都内在住の70代の女性は「ひばりさんの大ファンだった主人の一周忌だったので来ました。ひばりさんと小学生の頃に遊んだことがあると自慢していた」と懐かしそう。同じく都内の中野麗子さん(73)は「歌がずば抜けてうまかった。もっと寿命があれば」と惜しんだ。

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