テレビ普及…高度経済成長期の日本“笑わせた”

[ 2011年3月11日 06:00 ]

坂上二郎さん死去

 【コント55号とその時代】

 コント55号隆盛期の66~69年は高度経済成長期。64年の東京五輪効果で家庭用テレビが普及し、バラエティー番組が続々と登場。69年には「55号!裏番組をブッ飛ばせ!!」(日本テレビ)、「8時だョ!全員集合」(TBS)が始まった。

 同年は映画「男はつらいよ」第1作も公開。ボウリングブームで須田開代子さん(故人)、中山律子らが人気爆発。佐藤栄作首相が長期政権(64~72年)を築いていた。コント55号は2人で追い掛け合い、体をぶつけ合うなど、ブラウン管からはみ出さんばかりの勢いで人気に。欽ちゃんの鋭くしつこい突っ込みを、二郎さんがきまじめに受け止める「お人良しキャラ」ぶりが絶妙だった。

続きを表示

2011年3月11日のニュース