小向容疑者　予定機搭乗せず…帰国へ秘策も？

２０１０年１２月、「ソフトオンデマンド大賞２０１０」で最優秀女優賞を受賞しトロフィーを手に笑顔を見せる小向美奈子

　覚せい剤取締法違反（譲り受け）容疑で逮捕状が出ているタレントでストリッパーの小向美奈子容疑者（２５）が１６日、予約を入れていたマニラ発成田行きの航空機に搭乗しなかった。

　予約便は、現地時間午前８時５分（日本時間同９時５分）にマニラを飛び立ち、成田に同日午後１時５分に到着予定だったデルタ航空１７２便。座席はビジネスクラスだったが、チェクイン時間を過ぎても空港に姿を現さなかった。

　１１日にも成田行きの航空便に予約を入れていたが、９日に自らマニラ市内の航空会社を訪れて取り消し。テレビ朝日によると、１６日は航空会社に取り消しの連絡はなかった。成田空港のデルタ便到着ゲートには約２０人の報道陣が集まっていた。

　小向容疑者は先月２１日、フィリピンに入国。査証（ビザ）を取得していないため今月１０日が滞在期限だったが、同８日にマニラ市内の入国管理局で手続きをし、３月２１日までの滞在延長が認められている。１１日にはテレビ朝日が、マニラ市内で日本人男性と歩く小向容疑者を直撃。時折笑みを浮かべるなど緊張感はなく、「逮捕状が出てますよね」と質問されると驚きの表情。逮捕状の件は知らなかったともみられ、マニラ行きは“逃亡”ではない可能性もある。

　１８日は、歌舞伎俳優の市川海老蔵（３３）が殴られ重傷を負った事件で、傷害罪に問われた元不良グループメンバーの伊藤リオン被告（２７）＝勾留中＝の初公判が東京地裁で行われる。約１カ月にわたり連日、新聞やテレビをにぎわせた事件だけに、当日は多くのマスコミが同事件関連取材で人手を割くのは必至。「騒ぎに紛れて１８日に帰国するのでは」と指摘する芸能関係者もいる。