オバマ大統領も惜しんだ「ラリー・キング・ライブ」終了

[ 2010年12月17日 10:10 ]

 米CNNテレビで25年間続いたラリー・キング氏(77)のインタビュー番組「ラリー・キング・ライブ」が16日、終了した。最終回にはオバマ大統領も「放送界の巨人の一人だ」とたたえるメッセージを寄せた。

 カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事も「今日は、州の“ラリー・キングの日”だ」と述べ、労をねぎらった。最後にラリー氏は「25年前に始めた時はこんなに長く続くとは思わなかった」と声を詰まらせ、視聴者に謝意を伝えた。

 ライバル局のMSNBCも同日、USAトゥデー紙に一面広告を出し「ケーブルテレビのニュース放送の発展のためにあなたがしてきた、すべてのことに感謝する」と労をねぎらった。

 1985年に始まった「ラリー・キング・ライブ」は、世界各国の元首やハリウッドスター、スポーツ選手など、各方面からゲストを迎えてインタビュー。CNNの看板番組になったが、最近は視聴率が低迷していた。

 キング氏は6月、番組の終了を発表。家族と過ごす時間を大切にしたいとの意向を示していた。

 1月からは、英国のテレビキャスター、ピアーズ・モーガン氏が司会を務めるインタビュー主体の新番組が後継として放映される。(共同)

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2010年12月17日のニュース