荒井萌 大物女優を多数輩出するホラー映画で主演

[ 2010年9月28日 06:00 ]

映画「富江 アンリミテッド」に主演する荒井萌(左)と仲村みう。劇中衣装のセーラー服を着用

 人気ホラー映画の最新作「富江 アンリミテッド」(監督井口昇)が製作されることになり、主演に荒井萌(15)が抜てきされた。これまで宮崎あおい(24)らを輩出した若手俳優の登竜門的シリーズ。NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」に出演し注目を集めた荒井は、女優としてさらなる飛躍を誓っている。11年春公開。

 「富江」はホラー漫画の鬼才、伊藤潤二氏(47)の同名漫画が原作。何度殺されてもよみがえる“妖怪”の富江と、彼女の存在に恐れるヒロインの2人を軸に描いたものだ。99年から劇場映画7作とドラマ1作が製作され「呪怨」、「リング」と並びジャパニーズ・ホラーをけん引した。
 過去に富江を菅野美穂(33)、酒井美紀(32)らが演じ、ヒロインを宮崎、山口紗弥加(30)らが務めた。現在でも第一線で活躍中。最新作のヒロイン、月子役を射止めた荒井は「(過去の出演者は)あこがれの場所にいる方ばかりなので、私もそこに行けるように頑張りたい」とステップアップを期している。
 荒井はティーン誌「ラブベリー」(徳間書店)の専属モデルとして活躍中。高視聴率を獲得し25日に放送終了した「ゲゲゲの女房」では、松下奈緒(25)の次女役で出演した。
 8月30日の初登場から最終回まで連日登板。視聴者から「父親(水木しげる)似の一風変わった空気感を醸し出している」と声が寄せられるなど、存在はお茶の間に浸透した。
 「富江…」は、23日にクランクイン。富江役はタレントの仲村みう(19)。荒井扮する月子の姉で、事故死からよみがえり、月子を恐怖のどん底に突き落とす。くしくも2人はアイドルの登竜門「ミスマガジン」の「ミスヤングマガジン」受賞者。荒井は仲村の3年後輩で、ホラーながら「本当の姉妹みたいになれたらいいね」と和気あいあいの雰囲気で撮影が進んでいる。

 ◆荒井 萌(あらい・もえ)1995年(平7)3月3日、埼玉県生まれの15歳。08年公開の映画「トワイライトシンドローム デッドゴーランド」で長編映画初主演。趣味はボディークリーム収集。特技はバトン。身長1メートル65。血液型A。

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