三遊亭円楽さん葬儀 楽太郎「もっと小言言ってほしかった」

[ 2009年11月5日 12:42 ]

三遊亭円楽さんの葬儀・告別式を終え、涙ぐみながら師匠との思い出を語る三遊亭楽太郎

 先月29日に76歳で死去した落語家、三遊亭円楽さんの葬儀・告別式が5日、東京都内の斎場で近親者や一門の弟子らが参列し、非公開で行われた。

 白ユリなどの花で彩られた祭壇には、柔らかな表情で落語を演じる高座姿の遺影が飾られた。
 来年3月に六代目円楽を襲名予定の三遊亭楽太郎ら一門のほか、円楽さんが長年司会を務めた人気テレビ番組「笑点」のメンバー、春風亭昇太ら多くの落語家が故人をしのんだ。葬儀後に報道陣の取材に応じた楽太郎は「『まだまだだね』と、もっと小言を言ってほしかった。いい芸人になったね、と言われるようになるのが一番の恩返しだと思う。長く一緒にいた弟子なので、感謝しかない」と涙交じりに話した。
 円楽さんは、2005年に脳梗塞で倒れ、その後に番組を降板。07年2月に引退を表明し、第一線から遠ざかった。
 

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2009年11月5日のニュース