寛平「アーメマー!」4カ月かけてNY到着

[ 2009年7月10日 06:00 ]

アメリカ大陸横断に成功しニューヨークに到着した間寛平

 ついに着いたで~!マラソンとヨットで世界一周する「アースマラソン」に挑戦しているお笑いタレントの間寛平(59)が8日(日本時間9日)、北米大陸横断を果たし、ニューヨークに到着した。3月13日(同14日)にロサンゼルスを出発してから走り続けること4カ月。約350人の大歓迎を受け、右こぶしを突き上げながらゴールテープを切った寛平は「メチャメチャうれしい」と喜びをはじけさせた。

 涙はなかった。光代夫人ら350人が待ち受けるハドソン川沿いのゴール地点。太平洋をヨットで渡り、ロスに着いた際は号泣したが、この日は満面の笑顔だった。
 「メチャメチャうれしい。まさか、こんなにゴールに集まってくれるとは思ってもいなかった。スリー、ツー、ワン、アーメマー!」
 ファンと一緒に決めた“歓喜のアメマ”。足を痛め、苦難の日々を乗り越えられたのはファンの声援のおかげだった。
 「へこむ時もいっぱいあったけど応援メッセージに力をもらった」
 公式ブログに連日、数百件の応援コメントが寄せられただけでなく、米国在住の日本人が毎日応援に来てくれた。ロス出発当初は立ち止まって応えていたが、次第に人数が増えていったため、寛平の体調と走行中の安全を考慮したスタッフがブログ上で集合場所を指定。集結したファンとふれ合うことで、モチベーションをアップさせていった。

 応援してくれたのは日本人だけではない。食事に入った店の従業員、車ですれちがう運転手。みんながひた走る寛平に声をかけた。「僕が下向いて苦しんでるとヤンキーみたいな兄ちゃんが車を止めて助けにくる。日本人は見て見ぬふりするけどアメリカは全然違う」
 5月2日にはアースマラソン応援歌を書き下ろしてくれた歌手の忌野清志郎さんが死去。涙で顔を腫らした寛平は左肩に喪章をつけて走った。この日、赤い帽子に黄色いタイツ、ピンクのシューズでゴールしたのは派手好きな清志郎さんのためだった。
 つかの間の休息を経て現地時間14日朝にヨットで大西洋に出航する。足の疲労をとることが先決だが「休めすぎたら陸で走れないから船でも筋トレはやっとかないと」と気を引き締めた。

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2009年7月10日のニュース