“夜回り先生”寺脇康文がドラッグ少女と奮闘

[ 2009年5月27日 06:00 ]

テレビ朝日のドラマ「さよならが言えなくて」で夜回り先生を演じる寺脇康文

 寺脇康文(47)が「夜回り先生」になる。テレビ朝日「さよならが言えなくて~子供たちに迫るドラッグの誘惑、夜回り先生の苦悩~」で、夜の繁華街を回り子供たちの更生に取り組んでいる水谷修氏(53)を演じるもの。水谷氏と生徒ジュンさんによる共著「さよならが、いえなくて~助けて、哀しみから~」が原作。放送日は未定。

 ドラマは水谷氏のもとに、ドラッグ依存症に苦しむ19歳の少女・園田奈央から救いを求める手紙が届くところからスタート。約8カ月間の2人の文通をもとに、奈央を支えようとする水谷氏とドラッグの誘惑と闘う奈央の姿を描く。奈央役を谷村美月(18)、娘との向き合い方が分からず苦悩する奈央の母親役を片平なぎさ(49)が演じる。
 寺脇は「重い話ではありながらも、希望の持てる内容だったのでぜひやりたいと思った。大麻などドラッグに関するニュースが飛び交う昨今、ぜひたくさんの方に見てもらいたい」とコメント。水谷氏は「寺脇さんが夜回り先生を演じてくれるのはとてもうれしい。ドラマを通じて多くの人たちがドラッグの本当の姿を知ってくれれば」と期待を寄せた。深沢義啓プロデューサーは「ドラマでは夜回り先生にも悩みや葛藤(かっとう)があることを描きたかった。寺脇さんなら、人間らしさを等身大で演じられると思った」と説明している。

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2009年5月27日のニュース