肝心な部分が欠落…金八先生が「鉄学」講義

[ 2009年5月13日 06:00 ]

 歌手の武田鉄矢(60)が12日、母校の福岡教育大(福岡県宗像市)の特命教授に就任して「鉄学」と銘打った講義を行った。TBSドラマ「3年B組金八先生」さながらの熱弁で学生約150人らを引きつけた。

 宮沢賢治の「風の又三郎」を独自の視点で読み解く内容で、一節を朗読しながら「(登場する)子供の学年が変わったり、人数が増えたり矛盾がたくさんある」と指摘。その上で「何かを伝えるためにわざと矛盾させたのでは。これは童話ではなく、完全にミステリーなんです」などと解説してみせた。90分の持ち時間では足りず、最終章を残して終了。武田は「やがて教師になる学生に少年の心理を深く話したかったんだけど…」と残念そうで、初講義の出来についても「最後までいけなかったから、成績は“良”ですね」と頭をかいた。

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2009年5月13日のニュース