生田斗真 太宰代表作「人間失格」で熱演誓う

[ 2009年5月13日 06:00 ]

 生誕100年を迎える太宰治の代表作「人間失格」が映画化される。主演は生田斗真(24)で、これが銀幕デビュー作。「赤目四十八瀧心中未遂」で03年毎日映画コンクール日本映画大賞などを受賞した荒戸源次郎監督がメガホンを取る。

 7月に撮影に入り、8月にクランクアップ。来年初春の公開を目指す。
 「人間失格」は、自殺した太宰の遺書的な自伝と見られている。映画では主人公の手記の形で、転落していく人生を振り返る。井上文雄プロデューサーは「端正な風ぼうと品格、ナイーブさを持ちえた主人公のイメージを意識してのキャスティング」と説明。生田は「太宰治の世界、人間失格の世界に染まりたい。人とは違う感性を持ち、酒や女におぼれ、退廃的な生活を送り最後には廃人同然となってしまう主人公を繊細に丁寧に破滅的に演じたいと思っています」と抱負を語っている。

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2009年5月13日のニュース