海老蔵“黒い刑事役”で現代ドラマ初挑戦

[ 2009年4月28日 06:00 ]

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(31)が5月23日にスタートする「SMAP」の木村拓哉(36)主演のTBS「MR・BRAIN」(土曜後7・56)で現代劇ドラマに初挑戦する。民放の連続ドラマにも初出演で、刑事役を演じる。毎回豪華ゲストが登場する予定で、歌手のGackt(年齢非公表)、小雪(32)、広末涼子(28)らのゲスト出演も決まった。

 ドラマは木村演じる元ホストで警察庁科学警察研究所の脳科学者・九十九(つくも)龍介が独自の視点と発想で難事件を解決していく物語。
 海老蔵は第1話の100分スペシャルに登場。暴力団がらみの事件を担当する組織対策4課の刑事で、暴力団から金をもらって情報を流しているとのよからぬ噂がある人物・武井公平役だ。国土交通省の幹部が連続で殺害される事件が起きる中、九十九と対峙(じ)する役どころ。
 スーツ姿で撮影に臨んだ海老蔵は「すべてにおいて力の入った作品だと思います。現場はナイトシーンで雨が降ったり、寒かったりもしましたが、熱い空気感が漂っていました。作品も熱い素晴らしいものになると思います」と意欲満々。
 木村らと同席し、甘味店であんみつを食べる物語のポイントともいえるシーンも撮影した。初共演の木村については「彼の中の緊張感、常に挑戦している姿が印象的でした。そして、彼がいることによって現場の空気も締まる感じがしました」と感想を語った。
 これまで、94年のNHK大河「花の乱」や主演した03年のNHK大河「武蔵 MUSASHI」で存在感を発揮してきたが、このドラマが海老蔵にとって新境地ともなる。「自分自身、民放の連ドラは初出演となりますし、現代劇自体も初めての挑戦になりましたが、多くの皆様に楽しんで見ていただければと思っています」と話した。
 第1話には「どこに出てくるのかお楽しみ」(関係者)として広末も登場。第2話には、海老蔵同様に現代劇、民放の連続ドラマ初出演となるGacktが死刑囚役、夫を亡くした役で小雪も出演する。

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2009年4月28日のニュース