アカデミー助演賞女優を人身売買問題担当親善大使に任命

[ 2009年2月11日 09:26 ]

人身売買問題担当の親善大使に任命されることになったミラ・ソルビーノ(国連薬物犯罪事務所提供)

 国連薬物犯罪事務所(UNODC)は10日、ウディ・アレン監督の「誘惑のアフロディーテ」でアカデミー助演女優賞を受賞した米女優ミラ・ソルビーノ(41)を人身売買問題担当の親善大使に任命すると発表した。

 UNODCのコスタ事務局長は「今や人身売買による不当利益は麻薬や武器の密輸に次ぐ。被害者の大半は女性や子供で売春などに従事している」と指摘し、人身売買廃絶に向けたソルビーノの活動に期待を表明した。12日にニューヨークで任命式を行う予定。
 ソルビーノは俳優ポール・ソルビーノの娘で、ハーバード大で東アジア文化を専攻後、映画界に転向した変わり種。米議会で人身売買廃止を訴えるなど人権問題でも活動してきた。(共同)

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2009年2月11日のニュース