尾上松也「新春浅草歌舞伎」に初出演

[ 2008年12月8日 06:00 ]

歌舞伎以外の分野へも積極的に進出したいと抱負を語った尾上松也

 歌舞伎俳優の尾上松也(23)が来年1月、東京・浅草公会堂で行われる恒例「新春浅草歌舞伎」に初出演する。同公演は若手の登竜門で、人気の市川亀治郎(33)、中村勘太郎(27)、中村七之助(25)らと共演。「土蜘(つちぐも)」など昼、夜の全4演目に登場。「同級生に近い人たちが出ていて毎年、観劇してきた公演。周囲をびびらせるくらいの演技をお見せしたい」と張り切っている。

 また、テレビ東京新春時代劇「寧々 おんな太閤記」(1月2日、後2・00)にも小早川秀秋役で顔を出す。一気に人気歌舞伎俳優の仲間入りをする勢いだ。
 10代後半になってから、父・尾上松助に「歌舞伎以外にも挑戦したい」と懇願したが「まだ早い」と怒鳴られ続けた。その父が05年に59歳で急死。親代わりとなった尾上菊五郎(66)が「歌舞伎を忘れるくらい必死にできるならやってみろ」と後押ししてくれた。
 「歌舞伎で花を咲かせるために、ほかのメディアでもまれたいんです」と松也。09年は年男。イケメンの松也には、次世代の歌舞伎ファン獲得のために松竹も期待している。

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2008年12月8日のニュース