おバカ封印!つるの“平常心”で対局

[ 2008年12月8日 06:00 ]

 大ブレーク中の「羞恥心」のリーダー、つるの剛士(33)が、来年1月4日放送のNHK衛星第2「大逆転将棋2009」(後1・00)にゲスト棋士として出演する。専門番組のレギュラーを務めるほどの将棋好きで、中村桃子女流二級(21)とハンデ戦で対局。このほど行われた収録では“おバカキャラ”を封印し、真剣なまなざしで駒を指した。

 対局は特別ルール。ゲストが事前に81升のうち4升を選び、中村女流二級がそこに駒を進めた場合、「プロはその後3手は歩しか動かせない」「ゲストはプロの駒を1つ奪える」などのルールが発動される。
 つるのは眉間(みけん)にしわを寄せ、軍師役の橋本崇載七段(25)のアドバイスを受けながら、中村女流二級をそれらの升に誘った。途中「かわい子ちゃんに弱いからなあ」と“軽口”も出たが、最後まで棋士の顔は崩さなかった。
 対局後は「本当に楽しく指せました」と感想。スタッフらに「こんなに楽しい将棋の魅力を、若い人にももっと伝えなきゃ」と話した。
 将棋に出合ったのは5年前。仕事の移動中、飛行機や新幹線の中で携帯ゲーム機で始めたことがきっかけだった。関係者によると「ふらっと街中の将棋場に入って対局してしまうほど」のめり込んでいるという。すぐにアマ二段を取得するまで成長。05年にはスカイパーフェクTV!でレギュラー番組「TSR2005将棋列伝」を担当し、全国の将棋道場を訪問。また、ネット上に「つるの将棋クラブ」というサイトも持っていた。将棋を指すときの座右の銘は「羞恥心」ならぬ「平常心」だという。
 「羞恥心」は1月2日放送のフジテレビ「クイズ!ヘキサゴン2立春SP」を最後に音楽活動を休止。つるのは2日後の「大逆転将棋」出演を契機に、おバカからお利口へ、一発大逆転を狙う?

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2008年12月8日のニュース