NHKラジオ名人寄席 無許可使用は7社91演目

[ 2008年12月8日 23:21 ]

 今年3月に放送が終了したNHKの「ラジオ名人寄席」が、他の放送局などが収録した古典落語の音源を無許可使用していた問題で、NHKは8日、該当するのは7社の91演目(延べ205回放送)だったとする調査結果を公表した。

 NHKによると、音源の著作権法上の権利を持っているのはTBSラジオなど7社で、同番組が1996年から今年にかけて放送した。番組の司会者だった玉置宏さん(74)が自らのコレクションから選んだテープを使用したが、放送許可は取っていなかった。
 NHKは各社に謝罪し担当者らを厳重注意処分にした。玉置さんは関係者に謝罪し、音源使用料として計約1300万円を支払う意向という。
 これとは別に「NHKサービスセンター」が発売した落語CD・カセット商品「ラジオ名人寄席」の中に、市販のレコードから無許可で使用した音源3演目が含まれていたことが判明。同センターは商品を廃盤にした。

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2008年12月8日のニュース