麒麟田村 母校でポロリ!実際の印税額は…

[ 2008年10月24日 06:00 ]

母校での「ホームレス中学生」試写会、後輩に囲まれ笑顔の麒麟・田村裕

 映画「ホームレス中学生」(古厩智之監督)の特別試写会が23日、原作の漫才コンビ「麒麟」田村裕(29)の出身校である大阪・吹田市立西山田中学校で開かれた。田村本人もサプライズゲストで舞台あいさつに登場。久しぶりの母校に気を緩めたのか「みんな、印税2億円とか言っているけど、本当は6000万円ぐらい」などと本音トークで笑わせた。

 試写会は田村の「母校に恩返しがしたい」という申し入れから実現した。「道徳および総合学習の一環」という名目で開催された。体育館には生徒550人、父母ら150人の計700人が集まった。偉大な先輩が登場すると、生徒たちは大歓声。ホームレス生活を送っていた、まさにその時代に通っていた学校だけに田村も感慨深げだった。
 当初は「一番すべりたくない場所。先輩として社会がなめられないよう、まともな背中を見せないと」と緊張気味だったが、生徒たちからの「トークで、すべったときの対処法は?」「思い出の場所は?」などの質問に、笑顔で受け答えしていた。
 次第に話も乗ってきて、田村が印税トークを繰り広げたのは、試写会前の会見でのこと。「テレビとかで2億円、2億円と言われていて、本当は1億円ぐらい残るかなと思っていたんです。でも、その後、いろいろ払わないといけない税金が出てきて、このままなら多くて6000万円ぐらいじゃないですかね。下手したら赤字になる」と本音がチラリ。
 というのも、印税を当てにして父親に家を買ってあげたり、最近、田村の兄が「ホームレス大学生」を出版したが、「そのニートの兄の本が売れないと面倒を見ないといけないし…」。それでも、映画のヒットで原作も再び売れたら「そのときは母校に何か寄贈します」と約束していた。25日公開。

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2008年10月24日のニュース