楽天・石原の4回“ズッコケ幻弾”に本拠ため息も…5回に浅村が確信歩きの今季2号3ランでリードは5点に

[ 2024年4月25日 19:44 ]

パ・リーグ   楽天―日本ハム ( 2024年4月25日    楽天モバイル )

<楽・日>5回、浅村が3ランを放つ(撮影・篠原岳夫)
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 楽天の石原彪捕手(25)が25日、2点リードで迎えた4回に“幻の今季2号”を放った。

 初回に2点を奪ってから、両軍先発がゼロを並べて迎えた4回だった。先頭の岡島が中前打で出塁も辰己が一ゴロ併殺に倒れ2死走者なしで打席に立った石原。相手先発右腕・鈴木が投じた初球のスライダーを完璧に捉えた。打球は左翼ポール際に吸い込まれ、本塁打の判定。歓喜の石原はダイヤモンドを1周し、ベンチの出迎えにハイタッチで応えた。

 しかし、日本ハムベンチからズッコケるしぐさを見せながら笑顔の新庄監督がゆっくり出できてリプレー検証を要求。スロー映像で球場にも完全に左翼ポールの外側を通過する打球が確認されると、ため息と笑い声が球場に広がった。打った石原は出川ばりの“Why”ポーズを見せズッコケた。

 判定は覆り、今季2号は幻に。打ち直しの石原は右飛に倒れ無得点に終わった。SNS上でも「あれは完全に…」「惜しくなくて笑った」「本人は悔しいだろうな」などのコメントが上がった。

 だが、本拠ファンのため息は、5回に再び歓声に変わった。マウンドにはサブマリン鈴木に代わり、2番手の田中瑛斗。先頭の小深田が四球を選び、初回に先制ソロを放っていた小郷が左前打で無死一、三塁のチャンスをつくった。続く村林の二ゴロで三走・小深田が本塁でアウト。1死一、二塁で打席に立った浅村は、田中が投じた3球目のフォークをフルスイング。打った瞬間の、確信歩きの今季2号3ランが左翼席スタンドに突き刺さった。大歓声を浴びながらゆっくりとダイヤモンドを1周した浅村。リードを5点に広げた。

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