江川卓氏も納得!元巨人、西武の鹿取義隆“鉄腕伝説”「彼は2~3球で肩ができちゃう」

[ 2024年4月25日 15:05 ]

巨人時代の鹿取義隆氏
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 元巨人の江川卓氏(68)が自身のYouTube「たかされ」を更新。巨人時代の同僚だった鹿取義隆氏の“鉄腕エピソード”を紹介した。

 鹿取氏は1982年5月12日の広島戦でプロ初先発する。

 4年目ですでに110試合以上の中継ぎ登板をしていたが、当時の藤田元司監督が「相手の意表を突く」と先発指名した。

 その試合で鹿取氏は延長11回1死まで、123球を投げ6安打無失点と好投した。中継ぎ投手なのに、だ。

 江川氏は「リリーフのイメージがありますけど。クセ球だった。真ん中でも変化するから打ちづらかった」と指摘した。

 鹿取氏は同年6月5日の広島戦にも先発し、7回2失点で先発初勝利を飾った。

 江川氏が鹿取氏の特異性について「地肩が強いのか、2~3球投げただけで肩ができちゃう」と明かした。

 通常、投手が全力投球する前に人によって20~30球の予備投球が必要だが、鹿取氏はそれがほぼいらないという。

 西武時代には先発投手が腰痛のために4球で降板。ベンチ裏でマッサージを受けていた鹿取氏が急きょマウンドに上がって9回まで自責点0で投げきった。

 通算19年で755試合登板(先発16試合)91勝46敗131セーブ。まさに伝説級の鉄腕だ。

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