大谷翔平 開幕26試合で8部門が自己最高成績 打率、OPS、安打、二塁打、長打率はMLBトップ

[ 2024年4月25日 10:43 ]

ナ・リーグ   ドジャース11―2ナショナルズ ( 2024年4月24日    ワシントン )

<ナショナルズ・ドジャース>初回、二塁打を放ちポーズを決めるドジャース・大谷(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が24日(日本時間25日)、敵地でのナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席に右中間を破る二塁打を放ち、今季最長を更新する9試合連続安打とした。連続試合出塁は22に伸ばした。第5、6打席もメジャートップを更新する今季14本目の二塁打を放ち、5試合ぶりの1試合3安打をマーク。今季最長の3試合連続打点とし、チームも11―2の勝利で3連勝。メジャートップの打率も.371とし、大谷のバットが波に乗ってきた。

 初回の第1打席は1死走者なしの場面。ナショナルズの先発右腕ジェーク・アービンの真ん中高め、97マイル(約156.1キロ)直球を完璧に捉えると、115.6マイル(約186.0キロ)の痛烈な打球があっという間に右中間を破り、悠々と二塁へ到達した。現地実況が前日の118・7マイル(約191キロ)弾にかけ「アナザー・ロケット」と表現するほどの痛烈な一打で、メジャートップの二塁打は今季12本目となった。そして、4番のウィル・スミスが中前適時打を放ち、先制点をおぜん立てした。

 第2~4打席まで3打席凡退して迎えた、7―2の8回の第5打席は得点圏で回ってきた。ベッツが二塁打で出塁すると、大谷の初球が暴投となり、ベッツは三塁へ進塁。その後2球連続ファウルとした後、4球目の外角94マイル(約151.2キロ)を引っ張り込むと、105.7マイル(約170.1キロ)と痛烈な打球で右中間を破り、チームに貴重な追加点をもたらした。二塁到達後は小刻みにかわいく「ヒップロック」ポーズを披露して笑顔も見せた。

 9回2死一、三塁で迎えた第6打席。ここでは外角の直球を捉えると、101.9マイル(約163.9キロ)の打球は左中間フェンスを直撃。惜しくも7号とはならなかったが、2打席連続適時二塁打で打線をけん引した。

 大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者は、大谷が開幕26試合で自己最高の数字を残していると自身のXで指摘。その項目は長打(21)、安打数(39)、打率(.371)、得点数(21)、総塁打(73)、出塁率(.433)、長打率(.695)、OPS(1.128)の8部門だった。

 一方、課題だった得点圏打率も浮上。この日第5、6打席でいずれも適時二塁打を放ったことで25打数5安打となり、得点圏打率も.200となった。

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