明大は「ルイルイコンビ」が引っ張る 中山琉唯副将がリーグ戦初出場へ「投手助ける」常総学院出身

[ 2024年2月29日 15:37 ]

オープン戦   明大5―2明治安田生命 ( 2024年2月29日    明大グラウンド )

今年初の対外試合で投手陣をけん引した中山(撮影・柳内 遼平)
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 東京六大学野球リーグの明大は29日、東京都府中市内のグラウンドで社会人野球の明治安田生命と今季初のオープン戦を実施し、5―2で勝利した。

 大学ラストイヤーでリーグ戦初出場を狙う捕手の中山琉唯副将(3年・常総学院)は「8番・捕手」で出場し、3打数2安打&好リードで勝利に貢献した。「冬の間にやってきたことをみんなで出そうと思っていた。バッティングは最近、調子が良くてドンドン振りにいこうと思った結果が結果に結びついた」と力強かった。

 4回には常総学院(茨城)時代に同学年のチームメートだった右腕・菊地竜雅投手(3年)とバッテリーを組んだ。2種類のスライダーで巧みに打者のタイミングを外し、2回を無安打無失点の好投に導いた。「ゾーンで勝利しようと徹底したリードができた。要求通りに投手が投げてくれたので良い結果につながった」と投手陣を称えた。その上で菊地には「高校からずっと受けているので自信を持ってバッテリーを組めた」と特別な思いを明かした。

 チームには昨年12月の侍ジャパン大学日本代表候補強化合宿(松山)に招集された小島大河捕手がいる。それでも「ここ3年間何もしていないので、このオープン戦でアピールしてレギュラーとして活躍できるように」と引く気はない。左の強打者の小島に対し、右打者の中山も「小島は打撃がいいので負けないようにバットを振り込んできました」と打撃に自信を持つ。

 昨秋の新チームから遊撃手の宗山塁内野手(3年)が主将に就任。人一倍猛練習に励み、そして人望もある中山は副将を務める。偶然にも主将、副将ともに名前は「ルイ」。中山は「宗山は“ムネ”と呼ばれることが多いので“ルイ”では自分が勝っています」と笑う。目標に掲げる「4冠」達成のためには、一選手としても大黒柱の宗山を、いかにサポートできるかも鍵になる。

 「視野を広く持ってリード面でピッチャーを助けていきたい」と中山。捕手のレギュラー争いが激化すれば、明大はさらに強くなる。(柳内 遼平)

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