ドジャース山本由伸 2回無失点3奪三振に米メディア絶賛「山本にサイ・ヤング賞を」「アンヒッタブル」

[ 2024年2月29日 07:42 ]

<レンジャース・ドジャース>オープン戦に先発したドジャース・山本(撮影・白鳥 佳樹)
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 ドジャースの山本由伸投手(25)が敵地でのレンジャーズとのオープン戦でメジャー実戦初登板。2回を1安打無失点、3奪三振と上々のデビューを飾った。

 メジャー通算215本塁打を誇る1番・セミエンへの注目の初球はストレート。相手は振り遅れて右翼線際のファウルとなった。その後、カウント2-2とすると、最後はストレートで空振り三振を奪った。続く打者には中前打を浴びたが、3番打者をストレートで三塁ゴロ併殺に打ち取り、上々の立ち上がりを見せた。

 2回は先頭を空振り三振に仕留めると、2人目の打者は中飛。3人目は再び空振り三振に仕留めた。また、3アウト目を奪った後はアウトカウントを勘違いしてマウンドに戻ろうとし、ベンチの大谷から「戻ってこい」というようなジェスチャーに促され、笑顔でベンチに戻った。

 最速は96マイル(約154キロ)で、19球中6球計測。19球中、ボールはわずか3球と制球力の良さも見せつけた。

 山本の好投に米メディアも称賛の嵐だ。地元メディア「ドジャー・ブルー」は公式Xで「スプリットはアンヒッタブル(打てない)」とスプリットの精度の良さを絶賛。さらにメジャー通算215本塁打を誇る1番・セミエンから空振り三振を奪う動画とともに「今後12年、このような光景をよく見ることになるだろう」と12年契約を結んだ山本の長きにわたっての活躍に期待した。さらに、同サイトのブレイク・ウィリアム記者は「もう十分だ。山本にサイ・ヤング賞を」とサイ・ヤング賞にふさわしい投球だったと評した。

 地元メディア「ドジャース・ネーション」も「山本由伸にサイ・ヤング賞を与えるのは時期尚早でしょうか?」と絶賛。FOXスポーツは公式Xで「山本由伸がドジャースデビュー戦で火を噴いた」と伝えた。

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