阪神・富田 ソフトバンク“和田塾”で、おけ麺&ハードトレ 人生最重量の強靭ボディーに変身

[ 2024年1月28日 05:15 ]

ソフトバンク・和田(右)の自主トレに参加していた阪神・富田

 阪神・富田が強靱(きょうじん)なボディーをつくり上げた。6~22日に長崎市内でソフトバンク・和田を中心とする自主トレに初参加。大竹や他球団の左腕計16人が集まり、過酷を極めた食トレもこなし、体重は人生最重量の80キロに到達した。

 「食事の量はえぐかった。食べ終わりで吐いている人もいた」

 夕食は前菜から始まって鍋、肉、焼き魚、鳥刺し料理など低脂肪、高タンパクのメニューばかり。食べ終わるとすぐに次の品が並べられた。トドメは“腹十分”のところに登場した風呂おけサイズの容器に入ったにゅう麺やスパゲティ。顔をゆがめながら調味料も使って味を変えながら胃に流し込んだ。

 「毎日7~8品が出てきた。串揚げ屋さんだったんですけど、揚げものは一回も出てこなかった…」

 大食だけで増量したわけではない。午前9時からの練習では数十種類に及ぶ体幹トレーニング、ポール間走と30メートルダッシュ30本ずつなど、ハードなメニューを連日消化。昨季は夏場に上半身のコンディション不良で登板間隔が空いたこともあり、動いて食べた上での4キロ増は1年間を戦い抜く上で意味は大きい。

 「体重が増えても動きは変わっていない。和田さんの凄さが分かった自主トレだった」

 春季キャンプは2年目で初の1軍スタート。たくましさが増した肉体で“和田先生”には結果で恩返しするつもりだ。(石崎 祥平)

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