巨人・中山 足元から攻める!野球もセンスも和真さんと 21歳コーディネートの基準は靴

[ 2024年1月28日 05:00 ]

コーディネートは足元から決めるという巨人・中山(球団提供)
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 おしゃれで流行に敏感なプロ野球選手を取り上げる企画「NPB MEN’S CLUB」。今回、登場するのは巨人の中山礼都内野手(21)だ。今季がプロ4年目となる21歳は野球と同様、ファッションに関しても伸び盛り。コーディネートや買い物についてのこだわりなどを語り尽くした。(取材・小野寺 大)

 ――本日の服装のポイントは?
 「シンプルに、若々しく、ですね」

 ――普段から黒系が多いのか?
 「そうですね。スニーカーが(岡本)和真さんからもらったもので、このスニーカーが履きたいなと思って、黒で合わせました」

 ――岡本和からは、よくスニーカーをもらったりするのか?
 「今まで10足弱くらいもらっています(笑い)。全部、格好いいですよ」

 ――スニーカーをもらうきっかけは?
 「僕は足のサイズが29と大きい。たまたま、和真さんと足のサイズの話になって、一緒だったんですよ。そうしたら“じゃあ俺の履けるな”となって、去年からもらうように。何も言わず僕のロッカーにポンって置いてあることもあります」

 ――スニーカーからコーディネートを決めていくのか?
 「そうですね。メインがスニーカーです。“今日はこれを履きたい気分だな”と思ったら、それに合わせて、パンツやキャップを選んでいます」

 ――好きな服は?
 「パーカですね。(買い物中も)自然と目に入っちゃいます」

 ――パンツも含め、シルエットはスポーツ系が多い?
 「実は今日のパンツも和真さんにもらったものなんです。肌触りがよくて、はき心地がいいので愛用しています。ストリート系とかオーバーサイズはあまり好みじゃないのでシュッと着たい。パンツもキュッとしていた方が好き。その方がスニーカーも見えますしね」

 ――買い物はどこに行く?
 「原宿かな。裏原(※1)とか、その辺はずっと歩いていられます。たまにネットで買ったりするけどサイズが分かりにくいので、基本的に自分の足で見に行く感じです」

 ――ファッションで参考にしているものは?
 「ユーチューバーのコムドットのやまとさん(※2)のファッションが好きで参考にしています。動画見てても、何のブランドなのかとか、気になって見ちゃいます」

 ――好きな色やブランドは?
 「SY32(※3)です。まだ、店に行ったのは1回だけですけど僕の好みに合っているな、と思いました。色は白黒の他にはベージュも好きですね」

 ――今後、挑戦したい服装や欲しい服は?
 「今はダウンとかも着るので、中に着るちょっとおしゃれなロンTとかトレーナーとかは欲しいですね」

 ※1 東京都渋谷区神宮前3丁目から4丁目あたりの一帯で、明治通りと原宿、表参道の間の地域や渋谷川遊歩道(通称・原宿キャットストリート)を指す。90年代の後半からストリート系ファッションの聖地として発展。現在も個性的なセレクトショップなどが並ぶ。

 ※2 東京都西東京市出身の幼なじみがメンバーの5人組ユーチューバーで、やまとがリーダー。「地元ノリを全国ノリへ」や「放課後の延長」をスローガンとし、18年10月1日に結成。現在のチャンネル登録者数は約380万人。

 ※3 正式ブランド名は「SY32 by SWEET YEARS」。イタリアサッカー界のレジェンドであるパオロ・マルディーニ氏とクリスチャン・ビエリ氏のアイデアによって生まれた。スポーツテイストを基本としたデザインが特徴。

 ◇中山 礼都(なかやま・らいと)2002年(平14)4月12日生まれ、愛知県出身の21歳。中京大中京では1年夏からベンチ入りし、2年秋に高橋宏(現中日)とともに明治神宮大会優勝。3年時はコロナ禍で春夏甲子園大会が中止も新チーム結成から公式戦28戦無敗。20年ドラフト3位で巨人入団。名前の由来はイチローら右翼に超一流選手が多いという理由。1メートル82、82キロ。右投げ左打ち。

 【ほのかCheck】21歳という年齢を知ってびっくり!とても大人っぽく見えます。上下とも黒という色の効果もあるのかもしれませんけど、厳しい競争の世界で生きているからなのか、内面から醸し出す雰囲気が「年齢マシマシ」にしている印象です。選んでいるアイテムも無理をしている感じが全くなくて、とても様になっていますね。自分のスタイルをよく分かっているのでしょう。そんな中、シューズだけはナイキの今どきっぽいデザイン。これが絶妙なアクセントになっています。この年代だと、普通はもっとギラギラしたファッションになりそう。私よりも精神年齢は上なのかもしれません。(CanCam専属モデル)

 ≪内野争い負けない≫中山は高卒3年目ながら自己最多の78試合に出場した昨季を「凄く苦しかった」と振り返る。代打や途中出場も多い中で「(ミスを)引きずったり、切り替えるのが難しくて同じミスを何回もしてしまった」と説明した。

 20年ドラフト3位で入団し、22年は50試合に出場。昨季は1年間、1軍に同行し打率.239と奮闘も、向上心の塊でもある21歳に満足感はない。オフは2年連続で地元の愛知県内で単独で自主トレ。三塁の坂本、遊撃の門脇ら内野のレギュラー奪取への壁は高いが「どこでも使ってもらえるように、しっかり守備に取り組みたい。自信を持って守れるように」と力を込める。

 「チームのリーグ優勝、日本一に貢献できるよう頑張りたい」と中山。堅実な守備と勝負強い打撃で、まずは内野の定位置を狙う。

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