阪神・岡田監督 「力の差はない」今季てこずりそうな相手は「巨人」MBSテレビ「せやねん!」に生出演

[ 2024年1月28日 05:15 ]

毎日放送「せやねん!」に生出演した岡田監督
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 阪神・岡田彰布監督(66)が27日、宿敵・巨人に警戒を強めた。MBSテレビ「せやねん!」に生出演。番組内で今季てこずりそうな相手を問われ、迷うことなく「巨人」を挙げた。

 「昨年は勝ちすぎ。こんな力の差はない。はっきり言うて」

 昨季の「伝統の一戦」は18勝6敗1分けで圧倒し、リーグ優勝に弾みをつけた。ただ、数字ほど大きな差は感じてはいない。ましてや今季の巨人は球団創設90周年の節目で阿部新監督も就任。2年連続Bクラスの屈辱から並々ならぬ決意で巻き返しをはかってくるはずだ。昨季と同じチームを想像していては足をすくわれかねない。

 「向こうも今年90周年という節目だし。2年連続Bクラスとか(巻き返す)いろんな(要因)がある。現場もフロントも球団も、そんなんじゃアカンみたいなのになるのは当たり前やからな」

 オフの補強についても「一番してるんちゃう?」と表現。投手陣をトレードなどで積極的に増強し、野手陣でもメジャー通算178発を誇る左の強打者オドーアを獲得して打線の破壊力は格段に増しそうだ。

 「一番気になるのは外国人やろ。キャンプでスコアラーが当然マークするやろ。まあ、最初(に対戦する時)が大事。最初のイメージというかな」

 3月29日の開幕戦で激突するだけに、オドーアには“先制パンチ”を食らわせ、苦手意識を植え付けさせる考え。開幕投手に関しては既に戸郷を指名した阿部監督に対して「先手打たれたけど…」と苦笑い。油断せず、王者として宿敵の挑戦を受け止める。(遠藤 礼)

 ≪門別&茨木が地元北海道でオープン戦凱旋登板計画≫
 岡田監督はともに高卒2年目で北海道出身の門別と茨木を3月2、3日の日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)で登板させる計画を明かした。

 大きな期待を寄せる門別について「せっかくの地元で。今年(交流戦では)あれへんから北海道。家族とか両親とか見に来る」と今季の交流戦で北海道遠征がないことも考慮した。開幕まで1カ月を切った大事な時期の実戦マウンドを振り分けることで、改めて開幕ローテーション候補の一人に位置づけた。

 門別とともに今春キャンプの1軍に抜てきした茨木についても「そうやった?あいつ北海道か。ほんなら別に投げたらええやん」と即決。“親心”もにじませ、左右の有望株に故郷での晴れの舞台を用意した。

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