大阪桐蔭時代“天才”と呼ばれた元日本ハム・高山優希「新たな道で大黒柱として」現役引退を決断

[ 2023年12月28日 14:04 ]

トライアウトで登板した高山優希
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 元日本ハムの高山優希投手(25)が、27日放送のTBS特番「プロ野球戦力外通告」(後11・00)に出演。現役引退を決めたことを明かした。

 高山は大阪桐蔭時代に150キロを計測するなど「天才」と呼ばれ、16年ドラフト5位で日本ハムに入団。ただ、イップスに悩まされプロ6年間で1軍登板はかなわず、22年10月に戦力外通告を受けた。

 独立リーグや社会人野球からもオファーがなく、今年1年間は「自分の貯金を切り崩してやっています」と無収入ながらNPB復帰を目標に個人でトレーニングを続け、7月からは実戦感覚を養うため、独立リーグ・堺シュライクスでプレー。9月には1193グラムの早産で第一子となる長女が生まれ、より一層、練習に励んだ。

 11月に行われたトライアウトでは先頭打者に三塁打を浴びたものの後続は二者連続で空振り三振と結果を残した。

 ただ、トライアウト後、独立リーグの高知からオファーはあったもののNPB球団からは声がかからず引退を決断。「野球選手としては区切りをつけようかなと」とユニホームを脱ぐ決意を固めた。

 その上で1年間無給ながら支えてくれた妻に「一緒に戦ってくれたから、ここまで頑張れた。野球選手としては区切りをつけるけど、新しい人生をこれからも一緒に歩んでいけたらなと思っています」と感謝の言葉を伝え、再出発を誓った。

 12月に入り、早産のため入院中だった長女も退院。今後は広告関係の仕事に就くそうで「新たな道で大黒柱として稼げるように頑張ります」と誓った。

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