元ヤクルト“きんに君”オイシックス新潟アルビレックスBCに入団 妻と二人三脚でNPB復帰目指した日々

[ 2023年12月28日 12:38 ]

中山翔太
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 昨年、ヤクルトを戦力外となった中山翔太外野手(27)が、27日放送のTBS特番「プロ野球戦力外通告」(後11・00)に出演した。

 履正社から法政大に進み「きんに君」の愛称で注目を集めた中山。18年にドラフト2位でヤクルトに入団し、1年目は35試合に出場、2年目は代打で起用され期待に応えたが、3年目から打撃不振に陥り出場機会が激減した。戦力外の現実に「最初は受け入れられないというか、本当にこれが現実なのかなという感覚で、どうすればいいんだろうって感じですね」と振り返った。

 戦力外通告を受けた後に結婚した愛由美さんと二人三脚でNPB復帰を目指す日々。熊本の独立リーグ「火の国サラマンダーズ」に所属し、練習環境が整っていない中で苦戦しながら、愛由美さんと2年連続のトライアウトに向けて練習した。野球未経験ながら全打席のメモを取り、ノックもこなしてアドバイスをくれる妻に中山は「“昨日とここ違うよ”とか言ってくれるようになって、それを本当にやったらいい方向にいったので、一番のバッティングコーチ」と話した。

 トライアウト本番は、1本塁打を含む2安打でアピール。12球団から声はかからなかったが、来季からイースタンリーグに新規参入するオイシックス新潟アルビレックスBCの入団が決まった。中山は入団会見で妻が見守る中、「今シーズンNPBに戻るっていう目標だったんですけど、また来年もその夢を追いかけて諦めずに頑張っていこうと思います」と前を見据えた。

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