広島戦力外の薮田和樹「まだまだやれる」オイシックス新潟で再起誓う　妻も「違う色のユニホームも新鮮」

広島・薮田
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　今オフ、広島から戦力外通告を受けた薮田和樹投手（31）が、27日放送のTBS特番「プロ野球戦力外通告」（後11・00）に出演。来季からイースタン・リーグに新規参入するオイシックス新潟アルビレックスBCでプレーすることを明かした。

　薮田は岡山理大付、亜大をへて14年ドラフト2位で広島に入団。17年には15勝3敗、勝率・833で最高勝率のタイトルを獲得するなど、広島のリーグ連覇に貢献。同年には日本代表にも選出され、侍ジャパンとしてもプレーした。ただ、18年以降から今季までの6年間はわずか4勝。「チーム状況ってのが大きいですね。世代交代というか入れ替わりの激しい職業なので。勝てるという自信はあったんですけど、チームを代表して投げさせるわけにはいかないという判断になっちゃった」と若手台頭もあり、戦力構想から外れた。

　それでも「まだまだやれる気持ちは強いですし、シーズン後半に比べたら腕を振れるようになってきている」と現役続行を目指し、トライアウトを受験。その背景には昨年生まれた1歳半の長男の存在もあり「自分の中でもう一回返り咲いてやるという思いは強くなりましたし、息子の記憶に残るまでプロ野球選手でありたいなと思うようになりました」と語った。

　トライアウトでは元阪神・高山俊から空振り三振を奪うなど打者3人に対し2四球、1奪三振。トライアウト後、オイシックス新潟からオファーが届き「NPB復帰も目指しながら頑張っていきたい」と新たな地で復活を誓った。

　番組に出演した妻でモデルのKarunaも「違う色のユニホーム着てるのも新鮮。楽しみ」と夫の新天地での活躍を願った。