原辰徳から“愛弟子”阿部慎之助へ贈る言葉「Bクラスのチームを2年連続で見てる。それもプラスに」

[ 2023年12月17日 20:58 ]

巨人・原前監督と阿部新監督
Photo By スポニチ

 BS5局共同企画「テレビが伝える“プロ野球”~あの歴史的瞬間、そして、未来へ~」の第1弾「巨人90周年~粋を継ぐ者~」(後7・00)が16日にBS日テレで放送され、通算17年間にわたってチームの指揮を執った原辰徳前監督(65)が阿部慎之助新監督(44)にエールを送った。

 2人は監督と選手として13年間、監督とコーチとして4年間をともに過ごしてきた。原前監督は2年連続Bクラスの責任を取る形で今季限りで辞任。自ら後継者に阿部新監督を指名した。

 そんな“愛弟子”について聞かれた原前監督は「コーチ、ヘッドコーチの時にいくら優秀であっても“この人は監督やっても絶対大丈夫だ”というふうな、そんな甘い世界じゃないんですね」としたうえで「2年連続Bクラスという形になりましたけれどもね、でもね、勝ってる時ってね、あんまり勉強になってない。勝って学ぶということは非常に難しいことですね。でも、やっぱり負けた屈辱。そういうものはね、その時の道のりというものは非常に険しくて。そこにいろいろ工夫だとかね。いろんなことがあるわけです。慎之助はBクラスのチームを2年連続で見てるわけですから。それも僕はプラスになってくると。立場、ステージでいかに輝けるか。いかに暴れられるか。ということは大いに期待したいですね」と語った。

 来年、球団創設90周年となるメモリアルイヤーを新監督として率いることになる阿部監督。「プロ野球って大きくいうと、エンターテインメントなんで。そこが凄かったのってやっぱ原監督で。凄いエンターテイナーだなと僕はずっと思ってたんで。言葉の使い方だったり、選手を鼓舞する言葉の使い方だったり、凄くそういうのが上手だなと。僕にはマネできないなっていうのは感じてました。けど、僕は僕なりに、僕らしく。阿部慎之助らしさっていうのを忘れちゃいけないなってのはあるんで」と話していた。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年12月17日のニュース