西武・柘植が結婚 クルージング中にプロポーズ お相手は小学&高校の同級生の一般女性と

[ 2023年12月17日 02:00 ]

似顔絵を持つ柘植(本人提供)
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 西武の柘植世那捕手(26)が結婚していたことが16日、分かった。お相手は同じ群馬県出身で小学、高校の同級生でもある一般女性。既に婚姻届を提出し、同居している。レインボーブリッジや夜景を見渡せるクルージング中にプロポーズし、大成功。今季は自己最多59試合に出場した正妻候補が、妻のサポートを力に定位置獲得を目指す。

 全ての始まりは、今から20年前にさかのぼる。柘植は小学校の同級生に、ひそかに思いを寄せていた。当時を「可愛いなと思っていました」と回想し、気がつけば目で追う存在になっていた。中学は別々だったが、進学した高崎健康福祉大高崎で再会。長年の“片思い”を実らせ交際をスタートさせた。

 決意を伝えたのは東京湾を巡るクルージング中だった。舞台はレインボーブリッジや夜景を見渡せる船上。「僕と結婚してください」。プロポーズと指輪だけではない。「宝物」や「最愛の人」という意味が込められた11本のバラを渡すサプライズも見せ、「めちゃくちゃ喜んでくれました」とうなずいた。

 野球にはあまり詳しくないという新妻。だからこそ、落ち着くことができる。結果が出る日もあれば、出ない日もあるのがプロの世界。「いつも自然体で家で待っていてくれる。どんな時でも変わらず話してくれるので凄く助かっています」。そんな安らぎを与えてくれる妻の手料理で、No・1はラザニア。「料理は全部おいしい」と大満足だが、妻はフードマイスターの資格を勉強中。食事面でも助けられることばかりだ。

 今季は開幕マスクをかぶるなど自己最多の59試合に出場したが、右肘痛に苦しんだ。10月20日には右肘のクリーニング手術を受け、現在はリハビリに励む。チームは古賀ら若手捕手が台頭した一方で、来季は前楽天の炭谷が6年ぶりに古巣へ復帰。正捕手争いは厳しさを増すが「毎年、勝負の年。お互い支え合って、結果を出すだけ」と意気込む。最愛のパートナーとともに、勝負の5年目を歩む。

 ◇柘植 世那(つげ・せな)1997年(平9)6月3日生まれ、群馬県出身の26歳。高崎健康福祉大高崎では1年夏からベンチ入りし、同年秋からは正捕手。2年夏から3季連続で甲子園出場を果たした。Honda鈴鹿では18年日本選手権で8強入りし、19年ドラフト5位で西武入団。趣味は釣り。1メートル74、88キロ。右投げ右打ち。

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