FAの前田健太　代理人「各チームは先発として彼に興味を持っている」

GM会議の会場でメディア対応する辣腕、スコット・ボラス代理人（撮影・杉浦大介通信員）
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　大物代理人のスコット・ボラス氏が8日（日本時間9日）、大リーグのGM会議が行われているアリゾナ州スコッツデールで日本メディアに対応し、ツインズからFAになった前田健太投手（35）の状況を伝えた。「各チームは先発として彼に興味を持っている」と話し、「メジャーリーグチームのローテーション入りするだろう」と断言。「10チーム以上のマーケットだ。多くのチームが先発を必要としている」と実績ある右腕に争奪戦が勃発していると話した。

　昨季の前田はトミー・ジョン手術（側副靱帯再建術）からの復帰1年目で、104イニングを投げて防御率4.23。ただ、ツインズに4シーズン所属し、20年はエースとして活躍、サイヤング賞の投票で2位になった。今季も9回あたり10.1奪三振と依然三振を奪う能力は高い。特に今オフは先発投手の需要が高まっており、ボラス代理人は「最近では私が見た中で最高かもしれない」。

　また、本来なら目玉になるはずの大谷が右肘の手術を受け、2024年は登板できなくなったことが、スネル、モンゴメリー、前田、パクストンといった自身の契約選手への需要に「劇的に影響している」とも述べた。それらの事情から、前田も好契約を受け取る可能性は高そうだ。（スコッツデール・杉浦大介通信員）