オリ平野佳「京セラドームが阪神ファンでいっぱいにならないようにして」　ジャック阻止へ熱き訴え

パCSファイナルステージ第4戦   オリックス3―2ロッテ （ 2023年10月21日    京セラD ）

＜オ・ロ＞9回2死、山口を遊直に仕留め、ガッツポーズをする平野佳（撮影・平嶋　理子）
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　オリックスの守護神・平野佳寿投手（39）が28日開幕の日本シリーズに向け、早くも虎党による本拠・京セラドームの“ジャック”阻止を熱く訴えた。

　この日は2点リードの9回に4番手として登板。先頭の4番・ポランコに1ボールから高めに浮いた2球目直球を右中間スタンドへ運ばれ1点差に迫られたが、その後は落ち着いて3人を打ち取った。

　試合後には「京セラドームが阪神ファンでいっぱいにならないようにしてほしいなと思います」とキッパリ。1964年の南海―阪神戦以来59年ぶり2度目の頂上決戦となる「関西対決」「関西ダービー」にすでに虎党のボルテージも上がりっぱなしだが、オリ党に“ジャック”阻止を訴えた。

　平野との一問一答は以下の通り。

　――日本シリーズ進出が決まった。

　「まあ、そうですね。勝ち切れたんでね。良かったと思います」

　――岡田監督とは縁が深い。

　「別に感慨深いものとかは何もないですけど、京セラドームが阪神ファンでいっぱいにならないようにしてほしいなと思います。これはどうしようもないかもしれないですけど、そこだけですね」

　――セ・リーグのファイナルステージを見る機会はあったか。

　「一緒の試合のあれやったから。見てないですね。でも昨日は僕ら試合終わってサロンとかいたときにまだ9回やってたから、昨日勝った瞬間だけ見てました」

　――まさに甲子園は凄い応援。オリファンにも来てほしい。

　「まあまあ、甲子園では難しいかもしれないですけど、京セラでは今日みたいな、ああいうふうに。あれがいつも不思議ですよね。こんなくらい来るんかなと思ったら多分ほとんど阪神ファンなんでしょ。でも、本当にそれくらい阪神ファンの方が熱いのか。なるべくオリックスのお客さんもこれくらいね、みんな来たいと思ってはると思うし、みんなで日本シリーズ勝っていけたらいいと思うので、ぜひ来てほしいなと思いますけどね」

　――オリファンも年々、熱さを増している。プレーしていて思うか。

　「いやもう、ほとんどオリックスファンだったように見えましたし、すごい力になりますしね、マウンド上がるときに大きい声援してくれると凄いうれしいですし、日本シリーズも続けてやってほしいと思いますし」

　――率直に阪神との日本シリーズは。

　「見てて強いなと思いますし。昨年のヤクルトも強かったし、毎年日本シリーズ出てくるチームなんで強いと思うし、ぼくらも3回目なんで、日本シリーズ、そういうちょっとした強い気持ち持って。“3回目やぞ”という強い気持ちいうのも大事や思うし、全員僕らが何かチャンピオンだとそういうわけじゃないですけど、まあまあ阪神ねえ、独特の雰囲気あるからね。で、強いチームだと思うし、また凄い接戦になっていくんじゃないかなと思いますね」