鳥谷敬さんから学んだ調整法 阪神・坂本はどんな日にも早く来て、黙々と走る

[ 2023年10月21日 05:15 ]

セCSファイナルS第3戦   阪神4ー2広島 ( 2023年10月20日    甲子園 )

<神・広(3)>日本シリーズ進出を決め、笑顔の岩崎(左)と雄たけびを上げる坂本(撮影・北條 貴史)
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 【記者フリートーク】坂本の一日は早い。球場に出てくるのは、本拠地の場合、全体練習が始まる1時間半前。阪神園芸の整備カーが動き回る横を、暑くてもフードを頭からかぶって黙々と走る。メニューはいつも同じ。ウオーキングから始まりランニング、ダッシュをして引き揚げる。

 内容が変わらないことが大事なのだ。

 「同じことをするから、体の張りや重さ、変化に気付ける。気をつけるべきところがわかっていれば、全体練習でその部分を注意しながら動ける」

 走ることで、故障と不調の芽を早期発見する取り組みは、OB鳥谷敬さんから学んだ。数年続けてわかったことがある。「鳥谷さんも孝介(福留)さんも、結局、長く現役をする人はしっかり走っている」。出番が回って来ようが来まいが、準備と鍛錬を続けた。そんな信念の人だからこそ、梅野不在の危機を、一人で切り盛りできている。(阪神担当・倉世古 洋平)

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