【菊池雄星と一問一答】初の10勝に「時間がかかりました」緊急降板は首のつり「しっかりバナナ食べる」

[ 2023年9月20日 12:18 ]

ア・リーグ   ブルージェイズ7-1ヤンキース ( 2023年9月19日    ニューヨーク )

ヤンキース戦で10勝到達後、メディア対応した菊池雄星投手 (撮影・杉浦大介通信員)
Photo By スポニチ

 ブルージェイズの菊池雄星投手(32)が19日(日本時間20日)、敵地ニューヨークでのヤンキース戦に先発。6回途中に緊急降板したものの5回0/3を4安打1失点で自身メジャー初となる2桁10勝目を挙げた。球団は降板理由について「左上部僧帽筋のけいれん」と発表した。

 今季ここまで9勝6敗、防御率3.81をマークしていた菊池。8月2日(同3日)のオリオールズ戦以来、白星から遠ざかっていたが、8度目の挑戦で自身メジャー初の2桁10勝を挙げた。試合後の菊池との一問一答は以下の通り。

 ――英語ではCrampという発表だったが、けいれんなのか張りか。
 「つったっていう感じですかね。何球かっていう感じです。全球じゃなくて2、3球そういうのが起きたっていう感じですね」

 ――自身の感覚的には。
 「投球練習から少し気になってはいたんですけど、まだシーズン残っているんで大事をとってという感じです」

 ――過去に経験あるのか、だとすればどう対処したのか。
 「しっかり休めば。(ジョークで)昨日ちょっと11時間ぐらいしか寝れなかったんで、それが影響しているかなと思います」

 ――今季10勝に到達したことへの想いは。
 「あまり考えないようにはしていたんですけど、やはり一つ区切りというところで、5年目で初めてですからね。やっとというところはあります。嬉しいですね。チームも勝って、2桁も乗ってというところで、すっきりとした部分はあります。あとはもうチームの勝利に次、残り2試合貢献したいっていう感じですかね」

 ――今後、首はどう調整していくか。
 「よく寝て、しっかりバナナを食べるくらいしかできないと思います」

 ――改めて2桁勝利の嬉しさは。
 「時間がかかりましたからね。家族とか、トレーナーとか、通訳とか、一緒に悩んで、一緒に戦って、やっと辿り着いたので、まだまだここが天井だとは思っていないですけど、1つみんなで喜べるというのは嬉しいですね」

 ――春に過去4年の悔しさをぶつけると。1番これまでと違うところは?
 「開き直りっていうか、そんな感じですね。いろんな経験したので、悔しさをオフシーズンに、オフシーズンはとにかく野球を24時間考えて、やれることはすべてやって。これでダメだったらダメでしょっていう感じで、そのぐらいの開き直り。こんだけやったらなんとかなるし、なんとかならなかったら、まあしょうがないなって、そんぐらいの気持ちで、そんぐらいのことを過ごしてきたので。やることやったからあとは結果はついてくるでしょっていう感じで、楽しんでやれています」

 ――大谷翔平選手が手術をしたと発表した。
 「ただでは起き上がらない男だと思うんで、強くなって帰ってくると思います」

 ――昨日、セントラルパークでの練習は。
 「験を担いで、半年ぶり5度目。ちょっと雨だったんですけど、しとしと濡れながら、でもかついでおこうと思って行きました(笑)」(ニューヨーク・杉浦大介通信員)

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年9月20日のニュース