西武・高橋光成3年連続2桁勝利「これをきっかけにもっと良い投球を」　チームでは菊池雄星以来

パ・リーグ   西武10―0日本ハム （ 2023年9月10日    エスコンフィールド ）

＜日・西＞指で10勝ポーズを決める高橋（撮影・高橋茂夫）　
Photo By スポニチ

　西武・高橋光成投手（26）がまた一つ、エースの階段を登った。6回3安打無失点で3年連続となる2桁勝利に到達。球団では16～18年の菊池雄星（現ブルージェイズ）以来、右腕では12～14年の岸（現楽天）以来の快挙に「もっと高いとこには設定していたけど、うれしい。これをきっかけにもっといいピッチングができるようにしたい」と喜びを語った。

　5回は1死三塁も五十幡を空振り三振、万波を三ゴロ。6回は2四死球で無死一、二塁も王柏融（ワンボーロン）をフォークで空振り三振、マルティネスにはカットボールを3球続けて遊併殺に斬った。得点を与えず、長髪をなびかせながらガッツポーズ。

　8月12日に特例抹消以降は2戦連続5回で降板し計13失点と本調子に戻らず「思い浮かべているボールが投げられないと勝負にならない。ずっとそこにモヤモヤがあった」と本音を漏らしたが、「直球の強さがあった。次につながる登板になった」と手応えをつかんだ。

　打線は今季4戦4敗だった伊藤を3回途中でKOするなど先発全員安打で今季最多の20安打と爆発。チームは5連勝と勝負の9月で息を吹き返している。