西武・おかわり 3ランで球団最多1038得点!エスコンF初アーチ「初めて打てて良かった」

[ 2023年9月10日 05:30 ]

パ・リーグ   西武7―2日本ハム ( 2023年9月9日    エスコンF )

<日・西>3回、3ランを放ちベンチの選手らとタッチを交わす中村(撮影・高橋茂夫) 
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 悠然とダイヤモンドを一周し、ホームベースを左足で踏んだ。西武・中村が、球団の歴代最多得点記録を「代名詞」の本塁打で塗り替えた。記録については「特にないです」としながらも「これからも得点できるように頑張ります」と笑った。

 快音を響かせたのは2点リードの3回2死二、三塁。加藤貴に対してファウルで4球粘り、最後は7球目のフォークを逆方向の右中間席に運んだ。右方向に一発を放ったのは21年以来、2年ぶり。「今年、右中間に初めて打って、良い打撃だった」と自画自賛の16号3ランは、新球場のエスコンフィールドでの初アーチでもあった。自身23球場目の一発。「初めて打てて良かった」と素直に喜んだ。

 プロ22年、通算2030試合目。この一発で積み上げた得点は1038となり石毛宏典を抜き球団歴代1位に。通算本塁打は470で自身のアーチが全体の約45%を占める。決して一人だけで達成できる記録ではないが持ち前の長打力に抜群の走塁センスで生還してきた。松井監督も「節目がホームラン。さすが。凄い打球だった」と目を丸くした。

 チームは4連勝で2カード連続の勝ち越し。借金12の5位でCS進出は厳しい状況ではあるが、自身は球団OBでもある田淵幸一が持つ474本塁打にあと4本と迫った。10日は、妻・麻里恵さんの誕生日。当日は08~11年まで4年連続本塁打を放つなど過去10試合で8発を記録している。中村のフルスイングは、ファンに明るい話題を提供する。(福井 亮太)

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