吉田正尚の天才的な打撃はあの打撃職人の系譜…高橋慶彦氏「力入るところ知ってるもんね」

レッドソックス・吉田正尚（AP）
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　中日、西武、ロッテで通算1551安打、ゴールデングラブ賞9度受賞の平野謙氏（68）が、高橋慶彦氏のYouTube「よしひこチャンネル」に出演。レッドソックス・吉田正尚の天才的なバッティングを解説した。

　平野氏は「吉田は天才的」と言い切った。

　「“体にバットを巻き付けろ”って昔よく言った。あの子は本当に巻き付いている」と説明した。

　高橋氏は「力入るところ知っているもんね、後ろから絶対に入らんもんね、力」と、静かな振り出しからインパクトにパワーを集約する打撃を絶賛した。

　平野氏は「構えは違うけどバットの出し方が似てるよ」と、33試合連続安打の日本記録を持つ高橋氏との共通点を指摘した。

　高橋氏は打撃の師匠である山内一弘氏の教えを紹介した。

　通算2217安打で「打撃の職人」の異名を持つ山内氏からバットの振り出しは「ゼロ、ゼロ、ゼロ…」で、インパクトで「100」と力の入れ方を教え込まれた。

　山内氏の教えは高橋氏らを経て、メジャーで活躍する吉田の打撃の中に息づいているようだ。