楽天・辰己「相性が“ええんす”」西武・エンスから逆転V弾　昨季8打数2本塁打「今年も打てて良かった」

パ・リーグ   楽天4―2西武 （ 2023年7月23日    ベルーナD ）

＜西・楽＞試合後、ポーズを決める辰己（撮影・白鳥　佳樹）
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　ひょうひょうとした口調。試合後、楽天・辰己は真面目な顔でボケをかました。「エンスさんとは、相性が“ええんす”ね」――。4回2死一、三塁で右翼へ逆転7号3ラン。昨季も8打数5安打2本塁打と西武エンスをカモにしており「結構“波長”が合うんです。今年も打てて良かった」と喜んだ。

　2回2死二、三塁の好機ではスライダーに見逃し三振。「次にチャンスで回ってくると分かっていた」。4回は変化球を待つも、内角高め147キロ直球に「全然張ってないのに手が出た。僕が一番ビックリ」と反応で打ち返した。守備でも5回に右中間、左中間の難しい飛球を好捕連発。これにも「ベンチはナイスプレーというけど…。あれはセンターフライ」と涼しい顔だ。

　チームは7月の勝ち越しが決定。1試合だった3月を除けば月間勝ち越しは今季初だ。借金4ながら3位・ソフトバンクとは4ゲーム差。石井監督も「辰己は打って守って、よくやってくれた」と称えた。（鈴木　勝巳）