広島・大瀬良が7連勝導いた 耐えて1カ月ぶり4勝目「勝つのはやっぱりうれしい」

[ 2023年7月24日 06:00 ]

セ・リーグ   広島3―1中日 ( 2023年7月23日    マツダ )

<広・中>ヒーローインタビューを終えポーズをとる大瀬良(左)と秋山 (撮影・奥 調)
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 状態はいまひとつでも耐えて勝った。広島・大瀬良が7回112球を投げ、5安打1失点の粘投。中日戦の自身の連敗を5で止め、6月24日の巨人戦以来となる4勝目に「勝つのはやっぱりうれしい」と実感を込めた。

 「感覚的には最後まで修正できなかった」と振り返った通り、制球に苦しんだ。安打と四球で無死一、二塁を招いた初回だけで球数31球。それでも粘ってゼロを並べ、7回の1失点に抑えてみせた。分岐点はあった。

 今永と投手戦を演じた前回15日のDeNA戦。「思考を変えた。気持ちを入れてもひっくり返されることが続いたので、気負わずフラットに入っていけるように」。自身に勝ちは付かなくても、チームが逆転勝ちしたことで成果を感じ取った。

 「本調子ではなかったと思うけど、要所を締めながら素晴らしい投球だった」。新井監督は大瀬良を称える。奪首は持ち越したが、20年以来の7連勝で貯金は19年6月9日以来の「11」。最後は栗林が4月22日以来のセーブを挙げた。連勝中、6試合が2点差以内と接戦に勝利。粘り強い試合運びで全てに競り勝ち「選手が勝負どころを分かってくれているからだと思う」と目を細めた。首位阪神とはゲーム差なしで勝率3厘差。新井カープの勢いは止まらない。

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