享栄152キロ左腕・東松 夏初戦で圧巻6連続K締め ヤクルト伊東編成部長「非常に上の方の位置づけ」

[ 2023年7月16日 19:15 ]

第105回全国高校野球選手権愛知大会3回戦   享栄10―0旭野 ( 2023年7月16日    岡崎レッドダイヤモンド )

<享栄・旭野>5回無失点の投球を見せた享栄先発・東松 (撮影・成瀬 徹)
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 夏初戦を迎えた享栄が、旭野に10―0の6回コールド勝ちを挙げて4回戦に進んだ。エースを温存させることなく、今秋ドラフト1位候補で最速152キロ左腕の東松快征(3年)が先発登板。5回2安打無失点の好投でチームの好発進に貢献した。

 「初戦は今後につながっていく試合。初戦は大事だと思っていました。初戦はエースが投げるもの。心の準備はできていました」

 この日の最速は147キロ。3回までは全球直球勝負で被安打2本。変化球を解禁した4回先頭からは6者連続三振と圧巻の投球内容を披露してからマウンド下りた。

 「球速はまだまだ出ます。夏の決勝戦で自己最速(の152キロ)を更新したいです」

 初戦はヤクルトと楽天の2球団が視察した。2人態勢でチェックしたヤクルトの伊東昭光編成部長は「春に見たときよりも直球に力強さがあった。楽天の松井裕樹のようなタイプだが、個人的には先発で投げさせてみたい。高校生の左腕の中では非常に上の方の位置づけ」と高評価した。

 21日の4回戦では、プロ注目右腕の天野京介(3年)擁する愛産大工と対戦する。「いい投手がいるけど、一戦必勝で勝ち抜きたい」と自身初の甲子園出場を見据えた。

 ◇東松 快征(とうまつ・かいせい)2005年(平17)4月29日生まれ、愛知県東海市出身の18歳。加木屋小1年から加木屋クラブで野球を始め、加木屋中では東海中央ボーイズに所属。享栄(愛知)では1年秋からベンチ入りし、2年夏から背番号1を背負う。50メートル走6秒1、遠投120メートル。1メートル78、89キロ。左投げ左打ち。

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